六甲山の歴史・文化 林業遺産の紹介 : 六甲山の災害展

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六甲山の歴史・文化 林業遺産の紹介

「再度山(ふたたびさん)」が林業遺産に登録されました!!

神戸市にある再度山が、2020年5月に「2019年度林業遺産(No.40)再度山の植林と関連資料」として(一社)日本森林学会により認定されました。
林業遺産とは、日本各地の林業発展の歴史を将来にわたって記録し記憶にとどめるため、林業発展の歴史を示す「景観」、「施設」、「跡地など」、その土地に結びついたもの中心として、「技術的なこと」、「道具類」、「古文書などの資料」を(一社)日本森林学会が「林業遺産」として認定しています。
2018年までに全国で35箇所が認定されており、兵庫県では川西市黒川に続き2例目です。
【再度山の林業遺産認定対象】
・林業跡地→積苗工の石積み遺構群及び周辺森林4.8ha(所在:兵庫県神戸市北区山田町下谷上字中一里山)
・資料群→写真ガラス原版5点、造林台帳、砂防工事台帳

明治時代に神戸の街に人が集中してくると、今までの井戸水では水が不足するので、布引の貯水池を作りましたが、その上流の山が「禿山(ハゲ山)」で雨がふるたびに、泥水だけでなく、土や石、大雨のときには岩も流れてきて、水の量が少なくなりました。また、水の質も悪くなしました。
「禿山(ハゲ山)」を直すため、明治時代の35年ごろから再度山に木の苗木を植えて森を作る活動が始まりました。
この森を作る設計には、東京帝国大学の本田静六博士が指導や資料保存について深く関係されました。
【設計の具体的な内容と効果はつぎのとおりです。】
木を植えるために山の表面に階段を作りました。階段といっても山を切りつけその土を盛ったり、石を積んだりしています。
この作業で、遠くからは山の表面に「きれいな筋」や「きれいな段」が規則的に並んでいることが写真でわかるかと思います。
この「筋」や「段」は山を緑に戻すための大事なはたらきをします。山の表面を流れる雨の力を弱くして、少しでも水がためて、「草や木」を早くしっかりと大きく育てます。
この植林が成功したことで、多くの船乗りさんから「船で赤道の南へ行っても神戸の水は腐らない。」といわれていました。
「六甲山が禿山(ハゲ山)だった。」ことについては、「神戸の自然シリーズ13神戸の寺社林を歩く神戸の自然研究グループ」にくわしく書かれています。
高知県出身の植物学者の牧野富太郎さんが、地元の山には「ハゲ山」が無かったので、明治14年(1881)に神戸港から六甲山を見て「ハゲ山」だったので、びっくりしたことを書き残しています。
これらについては、リンク先の兵庫県立六甲山ビジターセンターのホームページの「六甲山の歴史・文化」のページを見てください。

明治初期の再度山

明治初期の再度山の部分拡大

やまなみ048抜粋(一般社団法人兵庫県治山林道協会)(PDF:1MB)やまなみ049抜粋(一般社団法人兵庫県治山林道協会)(PDF:2MB)林業遺産(PDF:548KB)